「インド人を右に」っていったい何?
「インド人を右に」の元ネタや背景を知りたい!
結論から言えば、「インド人を右に」は、日本のネットミームとして有名なフレーズです。
もともとは1990年代のゲーム雑誌『ゲーメスト』に掲載されたレースゲームの攻略記事で、「ハンドルを右に」と書くはずが、誤植で「インド人を右に」と印刷されてしまったのがきっかけです。
この誤植があまりにもインパクトが強かったため、当時のゲーマーの間で話題になり、のちにインターネット上でも“伝説の誤植”として語り継がれるようになりました。
今では「誤植が面白すぎるとき」や「理不尽な指示をネタにしたいとき」に、ツッコミやパロディとして使われることが多い言葉です。
この記事では、「インド人を右に」の元ネタの由来やバズった理由、似てるミームやスラングなどを解説します!
ぜひ最後までお読みください。
「インド人を右に」元ネタの由来
まずは由来を解説します。
ゲーム雑誌『ゲーメスト』の誤植
1990年代に発行されていたアーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』の記事で、レースゲーム『スリルドライブ』や『セガラリー』の攻略中に「ハンドルを右に」と書くはずが、誤って「インド人を右に」と印刷されたのが最初の由来です。
当時、手書き原稿を清書する際に「ハンドル」の字が読みにくく、「インド人」と誤読されたといわれています。
伝説の“誤植文化”の象徴
『ゲーメスト』は誤植が多いことで知られており、この「インド人を右に」はその中でも特に有名なものです。
読者の間では「またやらかした」と笑い話として広まり、雑誌の名物的な存在になりました。
のちにネット掲示板で「伝説の誤植」として再ブームになりました。
ネットミームとしての再評価
2000年代以降、2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)やSNS上で“意味不明な指示”の例としてたびたび引用されるようになります。
「インド人を右に」は単なる誤植を超え、「理不尽・混乱・勢いで押し切る面白さ」を象徴するネットスラングとして定着しました。
「インド人を右に」が「X」でバズった理由!どうしてそんなに流行ったの?
続いてはバズった理由を解説していきます。
誤植としてのインパクトが強すぎた
本来「ハンドルを右に」という普通の指示が、「インド人を右に」という突拍子もない誤植になっており、初見で誰もが「どういう意味!?」と笑ってしまう衝撃がありました。
一見意味が通じそうで通じない絶妙さが、読者の記憶に強く残りました。
ネット文化と相性が抜群だった
2000年代初期、2ちゃんねるなどの掲示板文化が盛り上がる中で、「意味不明な指示」や「カオスな文章」を楽しむノリが広まりました。
その流れの中で「インド人を右に」は“伝説の誤植”として何度もネタにされ、AA(アスキーアート)やコラ画像も登場し、ネットミーム化しました。
“誤植なのに妙に絵が浮かぶ”面白さ
「インド人を右に」と言われると、なぜか“インド人を誘導する様子”が頭に浮かぶという、誤植とは思えない想像の余地があったことも人気の理由です。
シュールで意味不明なのに、語感のリズムも良く、ミームとして広がりやすかったのです。
「インド人を右に」元ネタの使い方と使用例
「インド人を右に」は、1990年代のゲーム雑誌『ゲーメスト』の記事で起きた誤植が始まりです。
2000年代以降はネット掲示板やSNSでネタとして引用され、「意味不明だけど面白い文章」の象徴的存在になりました。
「インド人を右に」元ネタの使用例1
SNSで、誤植ネタやレトロゲームネタなどで使用されます。
「インド人を右に」元ネタの使用例2
「インド人を右に」のような名誤植を紹介する動画にも、例題として使用されています。
「インド人を右に」元ネタの使用例3
「インド人を(90℃)正しく実現した高架橋www」と比喩として使用されています。
「インド人を右に」元ネタに似てるミームやスラング
似ているスラングやミームを解説します。
チー牛
外見や趣味をステレオタイプ化した造語で、元ネタはネット上のあるキャラクターイラスト。
意味不明なレッテル感や、ツッコミたくなるシュールさが「インド人を右に」と共通しています。
野獣先輩
元ネタはAV作品の一部カットの一言から生まれたミーム。
誤植ではないですが、「意味不明な文脈で笑える」「ネット文化で再解釈される」という点で似ています。
さつまいもタイム
本来は日常の何気ない行動から生まれた言葉が、ネットで独立したギャグとして拡散。
意味や文脈がよくわからないところに面白さがあるのが、「インド人を右に」と似ています。
「インド人を右に」の元ネタについてのよくある質問
よくある質問をまとめました。
誰が最初にこの誤植に気づいたのですか?
雑誌の読者や編集部員が最初に発見したとされ、読者の間で笑い話として広まりました。
なぜネットでバズったのですか?
意味が通じないシュールさと語感の面白さが、掲示板やSNSで話題になり、ミームとして広まったためです。
どの年代の人に人気がありますか?
1990年代~2000年代にゲーム雑誌を読んでいた世代を中心に、ネット文化に親しむ若い世代にも広く知られています。
SNSでの使い方にはどんな例がありますか?
意味不明な指示や理不尽な状況を表現したり、画像やコラに添えてシュールな笑いを生むときに使われます。
「インド人を右に」はゲームと関係ありますか?
元はゲーム雑誌のレースゲーム攻略記事の誤植ですが、ゲームそのものとは直接関係はありません。
「インド人を右に」の元ネタまとめ
「インド人を右に」は、1990年代に発行されたゲーム雑誌『ゲーメスト』のレースゲーム攻略記事で起きた誤植が元ネタです。
本来は「ハンドルを右に」と書くべきところが、印刷時の読み間違いで「インド人を右に」となり、読者の間で話題に。
意味不明でシュールな表現が笑いを誘い、その後ネット掲示板やSNSで引用されるようになりました。
理不尽な指示やシュールな状況を表すネタとして広まり、チー牛や野獣先輩のような意味不明系ミームと共通する文化的地位を確立。
今でもネット上で「伝説の誤植」として親しまれています。

