「ナルトダンス」っていったい何?
「ナルトダンス」の元ネタや背景を知りたい!
結論から言えば「ナルトダンス」は、日本のアニメ『NARUTO』とは直接関係はありません。
「ナルトダンス」は、中国・広西チワン族自治区の結婚式で披露されていた伝統的な踊り「科目三(Ke Mu San)」が起源です。
人生の三つの「試験」の一つとしてダンスを踊る風習から名付けられ、SNSを通じてTikTokなどで世界的に広まりました。
この記事では、「ナルトダンス」の元ネタの由来やバズった理由、似てるミームやスラングなどを解説します!
ぜひ最後までお読みください。
「ナルトダンス」元ネタの由来
まずは由来を解説します。
中国・広西チワン族自治区の伝統舞踊「科目三(Ke Mu San)」
ナルトダンスの直接の元ネタ。結婚式などで踊られる伝統的なダンスで、肩と腰を大きく動かす独特のリズムが特徴です。
中国SNS「抖音(Douyin/TikTok中国版)」でのバズ
2023年ごろから、中国の若者がこの「科目三」をアレンジして投稿。BGMとして使われた曲とユニークな動きが相まって一気に拡散しました。
「ナルト走り(Naruto Run)」との混同・連想
アニメ『NARUTO -ナルト-』のキャラの走り方(腕を後ろに伸ばす動作)に似ているという冗談から、日本や海外のファンが「ナルトダンス」と呼び始めたのが名称の由来の一つ。
「ナルトダンス」が「TikTok」でバズった理由!どうしてそんなに流行ったの?
続いてはバズった理由を解説していきます。
動きが独特で真似しやすい
肩をすくめて腰をくねらせるコミカルな動きが特徴的で、難しすぎず、誰でも真似できるのが人気の理由です。
撮影するだけで“ネタ動画”になる気軽さが拡散を後押ししました。
BGMの中毒性
使用される曲「我爱的女人花」はメロディが印象的で、感情的な歌声とリズムが耳に残るため、視聴者の記憶に残りやすいです。
“ナルト”という名前の面白さ
アニメ『NARUTO』のキャラクターの動きに似ている、という冗談めいた連想がSNSで受け、アニメファンやミーム好きの間でネタ化しました。
実際にはナルトとは関係ないのに、「ナルトっぽい」と呼ばれるギャップがウケた点も大きいです。
「ナルトダンス」元ネタの使い方と使用例
「ナルトダンス」は、中国の伝統舞踊「科目三」を元にしたダンスミームで、アニメ的な動き+中毒性のある音楽+SNSのネタ化が融合した文化現象です。
使うときは、「盛り上がってる」「ノリが面白い」「シュール」などの意味合いで、軽いジョークとして投稿やコメントに添えるのが定番です。
「ナルトダンス」元ネタの使用例1
大勢で踊ることでより、シュールでコミカルなダンスが際立ちます。
「ナルトダンス」元ネタの使用例2
シュールな動画や画像を投稿するとき→例)「これが本場のナルトダンスらしい」
「ナルトダンス」元ネタの使用例3
「ナルトダンス」は小学校の運動会でも使用されています。
「ナルトダンス」元ネタに似てるミームやスラング
似ているスラングやミームを解説します。
ロマン走り
アニメ『NARUTO』のキャラのように、腕を後ろに伸ばして走るポーズ。
2019年に「エリア51突入イベント」でブームとなり、世界中で真似されました。
ナルトダンスと同様、アニメ的動きがネットでネタ化した例です。
ギャルピース
韓国のK-POPアイドルから広まった、指を頬に当てるポーズ。
日本のZ世代の間でバズり、TikTokで多くの人が真似。
動作×映え文化という点でナルトダンスに通じます。
スキビディ・トイレット
ロシア発のYouTubeアニメ「Skibidi Toilet」から生まれたミーム。
奇妙なリズム・動き・映像のシュールさがバズり方の構造としてナルトダンスと非常に近いです。
「ナルトダンス」の元ネタについてのよくある質問
よくある質問をまとめました。
なぜ“ナルト”って呼ばれてるの?
動きが『NARUTO』のキャラっぽい、という冗談からSNSでそう呼ばれるようになりました。
誰が最初にナルトダンスって言い出したの?
はっきりとは不明ですが、TikTokやX(旧Twitter)で日本のユーザーが投稿した際につけた名前が広まったといわれています。
ナルトダンスっていつ頃から流行したの?
2023年後半~2024年にかけて中国でブームになり、その後日本や他国にも広がりました。
踊るときに決まった衣装や動きはあるの?
伝統的には赤い衣装を着ることが多いですが、SNSでは自由にアレンジされています。動きも個人のアドリブが多めです。
今でも流行ってるの?
一時期ほどではありませんが、ネタとして定着し、コスプレやイベントなどでたびたび再ブームが起きています。
「ナルトダンス」の元ネタまとめ
「ナルトダンス」は、アニメ『NARUTO -ナルト-』とは無関係で、中国・広西チワン族自治区の伝統舞踊「科目三(Ke Mu San)」が元ネタです。
もともとは結婚式などで踊られる祝いの踊りで、肩や腰をリズミカルに動かす独特の振り付けが特徴。
2023年頃、中国のTikTok(抖音)で若者がこの踊りを現代風にアレンジし、曲「我爱的女人花」とともに拡散しました。
日本では動きがナルトのキャラのように見えると話題になり、「ナルトダンス」という愛称でミーム化。
文化の違いとSNSの拡散力が融合した、国境を越えるネット現象となりました。

